α6000でもう一度綺麗な写真を撮れるようにする!
カメラのイメージセンサーを掃除する
昨日に引き続き、カメラの掃除の話です。
カメラは、レンズから光を取り込みイメージセンサーに写し電子信号に変えています。光の通り道が汚れていると当然綺麗な写真を撮ることが出来ません。綺麗な写真を撮るには、レンズはもちろんイメージセンサーも綺麗な状態に保つ事が大切です。 特にα6000のようなミラーレスカメラは、イメージセンサーが剥き出し状態のため、汚れやすいようになっています。
汚れたイメージセンサーで撮った写真がこちら。
縮小しているので、少し見づらいですがざっと見ただけでも赤枠で囲った部分にゴミが映り込んでいます。こんな写真はあり得ないですよね。
今日は、必要な道具を揃えてお掃除をしてみたのでやったことをまとめてみようと思います。
必要な道具
まずは、清掃のための道具がないことには始まらないので、道具を揃えなくてはいけません。
必要な道具といっても特別高価なものが必要なわけではなく、私は4,000円弱で揃えることができました。
シルボン紙
ダスパーと言う名前で売られています。どうやらレーヨンで出来ているようです。
日本製レンズクリーニングペーパー 小津産業(株) Dusper(ダスパー)K-3 標準サイズ
- 出版社/メーカー: 小津産業
- メディア: その他
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見た目はティッシュみたいだけど、繊維の屑が出にくく拭いたそばから汚れていくなんてことが無いようになっています。また、ティッシュよりも繊維が柔らかく傷も付きにくくなっているんだと思います。
これを使ってセンサーを掃除していきます。
無水エタノール
当然センサーを水で拭くなんて事をしたら水垢なんて付いてしまって大変な事になってしまいますから、何か別な物を使います。それが無水エタノール。揮発性が高くそういったことが発生しにくいです。(付けすぎるとだめですが…)
薬局なんかでも売っているとおもいますが、私はAmazonで購入しました。薬剤!って感じの容器に入ってきます。
- 出版社/メーカー: 健栄製薬
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- 購入: 40人 クリック: 515回
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ハンドラップ
アルコールを少量シルボン紙に含ませるためにハンドラップというものを使用します。私は、掃除をしようとおもって調べていて始めて知りました。これもAmazonで購入。
- 出版社/メーカー: アズワン
- メディア: Tools & Hardware
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箱を開けてアルコールを入れるとこんな感じ。
上の白いキャップを外すと先っちょがこのような造りになっています。
この金属の部分を押すと中の液体が少量出てきます。物によって出る量がそれぞれ違うので、本番センサー清掃をする前にどのくらい出てきて、それをシルボン紙に含ませて拭いたときに染みにならず綺麗に拭き取れるか試す必要があります。私は、センサーの清掃前にレンズフィルターで試しました。
アズワンのもハンドラップだと、軽く一押しが適量か。少なすぎてもセンサーに傷つける可能性があるので注意する必要が有ります。
割り箸
後に紹介しますが、シルボン紙はそのまま使うわけではなく割り箸に巻き付けて使います。そのための割り箸です。
割り箸は、木製の物ではなく竹で出来た少し高級な割り箸の方が良さそうです。木製のものだと木くずが出たりしてそれでセンサーに傷を付ける可能性があるので。竹製の割り箸でも割った部分はケバケバしているので、事前にカッターなどで美しくしておく必要があります。
また、シルボン紙を巻き付けやすいようにカッターで割り箸の先を加工します。
下手くそですが、私はこのように加工しました。
清掃作業
道具はこれだけで出来ます。出来ました。
いよいよ清掃作業。いくつかポイントがあるようなのでまとめていきます。
クリーニングミラーアップ
まずは、ミラーアップから。一眼レフは普段ミラーが下りているので、ミラーをあげなければセンサーにアクセス出来ませんので……
でも方法はしっかり簡単にできるよう用意されています。
例はNikonですが、
この時、電池が残っていないと、ちょっと困ったことになるようなのでバッテリー切れには注意。
アルコールでの清掃前にブロワーで埃を吹き飛ばす。
アルコールで清掃する前に、大きなゴミはブロワーで吹き飛ばしましょう。
大きなゴミが残っていると拭き取っているときにセンサーに傷を付ける可能性がありますし、ブロワーで落ちるゴミは先に落としておくにこしたことはありません。
この時、カメラの向きを下向きにしておかないと、せっかく吹き飛ばした埃がただいま~してしまうので、しっかりと下を向けた状態でやって欲しいです。
仕上げはフキフキ
しっかり埃も吹き飛ばしたので、後はフキフキしましょう。
準備しておいた、割り箸にシルボン紙を巻き付け、ハンドラップを使って無水エタノールを染みこませて拭くだけです。
シルボン紙の巻き方は簡単でした。
1.三角にシルボン紙を折る。
この時、折った辺が少し長くなるように折ると巻き付けやすいです。
2. 折ったシルボン紙の間に割り箸を滑り込ませてクルクル巻き付ける
折ったり、巻き付けるときに割り箸の先にあたる場所はあまり触らないようにしてください。手の脂がシルボン紙に付着して、センサーを拭いたときに綺麗に拭き取れなくなります。
3. 完成ー
センサーを拭くときに割り箸が当たって傷をつけないよう、シルボン紙と割り箸に遊びを作っておいた方が良いです。
仕上げ結果
α6000
α6000は元々とーっても汚かったので、見違えるようになりました。
清掃前
これはこれは、汚いってもんじゃありませんね。至る所に黒点が…… 埃です。こんな汚いセンサーで写真を撮っていたと思うと、なんだかゾッとします。 撮った写真にも当然映り込んでいました。むしろ、センサーを目視したときに認識出来るほどでしたし。
清掃後
ほとんど無くなりました。よく食器用洗剤のCMである99%ってヤツですね。少し残っていますが、3回ほど拭き取った結果です。1回の拭き取りで汚れが取りきれなかった場合は、複数回清掃すると思いますが、この時にシルボン紙はケチケチせずに1回ずつ取り替えましょう。
すごく綺麗になったのをみて、写真を撮るのが楽しみになってきました。
D7200
D7200は使用期間も短いこともあり、汚れはα6000程ではありませんが綺麗になりました。
清掃前
わずかに汚れを見て取ることが出来ます。
清掃後
こっちは100%取り除くことが出来た??ぱっと汚れは確認することが出来ません。成果。
やっぱり付着して時間の経った汚れよりもずいぶん撮りやすいです。普段から定期的に清掃した方がやはり良いようです。
清掃してみて
バババーっと書いたので、後で加筆訂正するかもしれません。
カメラのセンサー清掃はメーカーにお願いしたり、ヨドバシカメラにお願いしたりでそんなにお金を掛けることなくして貰うことができますが、写真を撮って自宅に帰宅した後に自分で清掃することはメリットが大きいと思います。
メーカーやカメラ店にお願いすると、どうしてもそのために足を伸ばす必要があったり、待ち時間があったりとで時間的な制約が大きい。また、地方に住んでいる方では近くに店舗がないということも多くあります。自分で出来るとそういった制約もなく清掃することができるのでカメラを常に美しく保つことが出来るのではないでしょうか。
今回私がやった方法にも、ペンタ棒を使った方法もあるようですが必要以上のものが取れるなんて事故もあるようなので注意してください。
今回の清掃でセンサーの汚れに驚き、清掃の効果に感動したのでこれからも定期的に清掃してきたいと思います。
(定期的にって具体的にどのくらいの時間で清掃した方が良いのでしょう…… そういった基準も自分のレンズを変える頻度も見ながら目安を作っていきたいです)